皆さんこんにちは💕🥰広報チームです🤗
今日は、当社最年少! 勤続3年、27歳にして、水産バイヤーとして大活躍中のこの人!
西山 太心(にしやま だいしん)さんのお話を聞いてまいりました。

\その前に西山さんのアレコレをちょこっとご紹介/
西山さんは、子どもの頃から野球少年。高校は野球部員として強豪校で3年間寮生活をし、3年のときはなんと!キャプテンを務めていました。
そのせいか、当社一番の若手にして、リーダーシップあり!
年4回開催される「ざこばの朝市」では、全体をしっかり見渡して、滞りないイベントプロデュースを率先しておこなってくれているパワフルな人なんです!
それではインタビューの本編をどうぞ!
――西山さんは、大阪市中央卸売市場内の仲卸業に就いていらっしゃるとのことですが、仲卸業者の1日ってどんな感じなんですか?
僕たち仲卸業者が出勤するのは、深夜2時です。おそらくは皆さんがぐっすり眠っている時間ですよね。僕たちは出勤したら、まずは大卸から「今日のお魚」を買い付けるところから始まります。大阪市中央卸売市場には世界中からありとあらゆる種類のお魚がたくさん集まります。同じ魚種であってもその日によって、鮮度も品質も味も異なります。それを僕たち水産バイヤーが実際にお魚を目で見て、手で触れて、買い付けるかどうか、買うのであればどのくらいの量をいくらで買うか?を決めます。その買い付けを早朝5時前までに終わらせなければなりません。なぜならその時間くらいから今度は小売業者へ販売するという次の仕事が待っているからです。そして小売業者に今日仕入れたお魚をすべて買っていただき、市場での仕事は終わります。
ーー仕入れたお魚をすべて買っていただく。それはなかなか大変そうですね。
はい。ですが、この「すべて」というのがとても重要で、賞味期限のある食品を扱う私たちは、決して「売り残してはならない」という鉄則があります。すべてを売り切ったあと、そこで仕事が終わりというわけではなく、お得意先のスーパーへ配達にいったり、その日の売上表を作成したりと事務作業もおこない、だいたい昼の12時頃に仕事が終わり、帰宅します。朝から夕方まで働いている一般の会社員さんとは、約半日、時間がズレているとイメージするとわかりやすいかと思います。

ーー今の職に就く前、大阪市中央卸売市場にどんな印象をお持ちでしたか?
実は僕の母親と祖父母が大阪市中央卸売市場で働いていたんです。ですので、小さい頃から「市場」には馴染がありました。ですが「馴染」といっても悪い意味での馴染です(笑)。深夜、僕たちが眠っている間に出勤していく母たちを見ていて、「大変そうだなぁ」「キツそうだなぁ」という感想しかありませんでした。自分は絶対に市場で働く人になりたくないと。母に頼まれて、学生時代、繁忙期だけ短期アルバイトで働いたことがあるのですが、「もうこんなの絶対イヤだ」なんて思ってましたね。だから市場の水産バイヤーになるという選択肢は、僕のなかで1ミリもなかったです。
ーーでは西山さんはどんな仕事を希望していたんですか?
卒業したあとは、いくつかの仕事をしていたんですが、あるとき「自分で起業してみよう!」と思い立ったんです。その頃はアパレルの世界に興味がありました。アパレル会社の社長になれたらカッコイイじゃないですか!(笑)ですが、そううまくいくはずもなく、社長の夢は夢物語に終わりました。そのときに「経験が浅い自分は、どこかちゃんとした会社で商売の勉強をしなくてはならない」ということに思い至ったんですね。そんなときに思い出したのが、短期バイトをしていた市場の会社です。体はキツかったですが、会社の人たちは皆、優しくて人当たりがすごく良かったんですよ。会社の良さって、人間関係が大きく関わっていると思っているんです。優しくて頼りがいがあって、しかもアルバイトの一人に過ぎない自分を可愛がってくれた市場の会社。その会社で頑張ってみようか。自分の力をどこまで試せるか挑戦してみよう!という気持ちになって、3年前に正社員として今の会社に就職しました。

――水産バイヤーという仕事の魅力について教えてください。
僕は、今の会社の水産バイヤーの中で一番若手で、勤続3年の若輩者なのですが、1日にだいたい50万~80万円分の水産物を仕入れています。「仕入れる」というのは、別の言葉で言い換えると「会社の買い物」です。会社のお金を使って「買い物」するわけで、それをちゃんと販売して利益を上げなければならない。そんな重要な役割を与えてもらっているということはとても嬉しいと感じますし、やりがいに繋がっていると思います。1人の若手バイヤーに何十万もの取引を毎日させてもらえる会社なんてなかなかないですよ。僕の先輩のなかには1日で数億円を動かす人もいます。一日の終わりには誰がいくら売ったのか?が数字で明確にわかるようになっています。「今日はあの人、めっちゃ売ったんだな」とか「今日の自分は昨日より多く売った」とか。成果が目で見てわかる仕事は、本当に遣り甲斐を感じますね。
ーーとっても大きな取引を任されていらっしゃるんですね!
ここはうちの会社だけの大きな特徴だと思うんですが、社長がとても寛大なタイプで、それらの取引をわりと自由にやらせてくれているんです。「これを仕入れてもいいですか?」「これだけのお金を使っていいですか?」のようなお伺いをしなくてもいい。「Nくんが良いと思ったらたくさん仕入れなさい。仕入れるために、しっかり目を養っておきなさい」と言ってくれるような会社で、僕の目を完全に信頼してくれているんです。 人って、自分が信頼されていると感じると、決して裏切れないんですよね。しくじったらせっかくの信頼を失ってしまうことになる。そうすると自由に商売ができなくなるし、仕事が楽しくなくなる。だったら信頼に応えられるよう、精一杯頑張ろうという気持ちになれるんです。だから僕は今の会社も仕事も大好きで、毎日がとても充実していると感じます。
ーー水産バイヤーとして大事にしていることとは?
バイヤーという仕事柄、常にお客さん(大卸業者、小売業者)たちとのリアルなおつきあいがあります。しっかり商品を手にとって、相手の目を見ての、すべてが「直接の取引」となります。どの仕事にもいえることかもしれませんが、人と人とのつながりはとても大事です。市場内には120もの仲卸業者があり、まったく同じ商品を扱っている店舗も多数あります。その数ある仲卸業者のなかから選ばれて小売業者さんから「ぜひ西山さんのところで買いたい」。または大卸さんからは「ぜひ西山さんのところに卸したい」と言っていただかなくてはなりません。
――そのために、西山さんが実践しているのは、どんなことですか?
僕たちは水産物を扱うバイヤーですが、売り込むのは、僕という「人」だと思っています。最初は「僕というのがどんな奴なのか?」ということを印象付けるようなことをたくさんやりました。今、僕が一番注目している商材は「たら」で、「たらのことなら西山が、大阪市中央卸売市場で1番だ!」と言ってもらえるように、たらを徹底的に見極められるようにし、たら商売でナンバーワンを目指そうと思っています。「たら」を見たら僕の顔を思い出す。そんなふうになれるのが理想ですね。そうなるために、休日などはスーパーの魚売り場を見に行くのが僕の日課です。今、どんな魚が売れているのか。お客さんが手にとろうとするのはどんな魚なのか。まずはそこから知らなければ、市場で何を仕入れればいいのかわからないですよね。何事も日々勉強です。

――学生時代にやっていた野球部の経験は、今の仕事に生かされていると感じますか?
取引先の人と仲良くなるためにも、学生時代野球をやっていたことは、とても有利になっていると感じます。「学生時代何やってた?」「好きなスポーツは?」といった話題は、少し仲良くなった人たちとは定番の雑談で、同じく野球をやっていた経験のある人とは、一気に距離が縮まるのを感じます。今までの僕が頑張ってきたことに、ひとつも無駄はないのだな、と強く感じています。

ーーこれから「水産バイヤーになりたい!」と言ってくれている学生さんに、何かアドバイスできるとしたら?
はい! 皆さんにぜひとも覚えていてほしいことが、3つあります。
1つ目は、最初の3カ月はキツくて当たり前だと思うこと。どんな仕事に就いたとしても、最初の3カ月はキツいし辛いです。辞めたくなることばかりです。でもそれは誰もが経験する当たり前のこと。決して自分だけ、と卑屈にならずに誰もが通る道だから、これを乗り越えなければならない、と思っていただきたいです。 仕事が楽しい、充実してる!と心から実感できるのは、だいたい入社1年目くらいかなと思います。最初はキツくて、辞めたかった僕も3年経った今は、この仕事が大好きだと自信をもって言えます。
2つ目は、どんな仕事でも、要は「人」なのだということです。良い仕事をしても、売上を上げても、人柄が悪い、非常識、なんだかイヤな奴、と思われたら、その人と一緒に仕事がしたいとは誰も思ってくれません。仕事といっても、やっているのは感情をもつ人間です。「人」としてちゃんとしていなければ、この社会ではどんな仕事もできない、あるいはやりづらい、あるいはつまらないと感じてしまうと思います。
3つ目は、仕事をしていて何か辛いことがあったときは、遠慮せずに周りを頼ってください、ということです。頼ることはカッコ悪いことでは全然ないですし、むしろ頼るほうが可愛がってもらえると思います。先輩にガッツリすがって、いっぱい頼って、そして辛い時期を乗り越えていってください。

とても快活な表情で、ご自身の仕事について語り切ってくださった西山さん。
どんな質問にも、迷うことなくスラスラと話してくださったこと、終始浮かべていた自信に満ちた笑顔からは、
仕事にかける熱い情熱と、高いコミュニケーションスキルを感じました。
大阪市中央卸売市場内で働く全員から、可愛がられ、親しまれ、応援されて。
きっと必ず!「タラでナンバーワン」の夢を実現させてくれることと思います。
夢を見続けた少年は、夢を叶える青年へ。そして誰かの夢も実現させてくれる、頼もしい水産バイヤーへと成長していってください!
西山太心さん、今日は貴重なお話を本当にありがとうございました!
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