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お正月の楼門

お正月の楼門

皆様、あけましておめでとうございます。
お正月にちなんで鏡餅のお話をしましょう。

お正月に飾る鏡餅は、新年の神様である「年神様」の依り代なのです。そもそも一連のお正月行事というのは、新年の神様である「年神様」を家に迎えて・もてなし・お見送りするための行事から始まったのです。
玄関にたてる門松はお迎えの目印、そして、お迎えした年神様の居場所が鏡餅なのです。

年神様は、新しい年の幸福や恵みとともに、私たちに魂(たま)を分けてくださると考えられてきました。魂とは何だろう?と思いますが、生きる力や気力だと思ってください。つまり、一年分の力を年神様から授かると考えられていたのです。

依り代となった鏡餅には年神様の「御魂(みたま)」が宿ります。この鏡餅の餅玉(もちたま)が、年神様の御魂であり、その年の魂となる「年魂(としたま)」です。そして、年魂をあらわす餅玉を、家長が家族に「御年魂(おとしたま)」「お年玉(おとしだま)」として分け与えました。これが今のお年玉のルーツといわれています。

この餅玉を食べて御年魂をとりこむための料理が「お雑煮」です。お餅を食べることで体に魂を取り込んだのです。
ですから、お雑煮には必ずお餅が入っており、お雑煮を食べないと正月を迎えた気がしないという感覚は、日本人ならではのものなのです。

おみくじと絵馬

時代とともにお正月の過ごし方も変わって来ましたが、昔から伝わるしきたりには、全て大切な意味が含まれているのです。
私たちも、自然(=神々)と共に生きて来た古き良き日本人の心を忘れないようにしたいものです。

今年も一年よろしくお願いいたします。
身体に良い、美味しいものを沢山いただいて、心身ともに健康にお過ごしください。

<わたしたちは伊勢神宮・出雲大社 奇跡の両遷宮「神の宮」 増浦行仁写真展に協賛しています>

増浦行仁
増浦行仁プロフィール

1963年生まれ。1981年渡仏。1983年 VOGUE(Paris)ギィ・ブルダンのアシスタントとなる。1987年サロン・ドートンヌ入賞。ルーブル、オルセー、パリ近代美術館、ロダン美術館にてポスト印象派の彫刻を撮影。1988年フランス国立図書館に作品31点が永久保存される。2002年、フィレンツェのカーサ・ブオナローティ(ミケランジェロ美術館)を皮切りに、2003~4年日本国内各地にて『GENESIS』(ミケランジェロ作品集)展開催。2006年より神宮司庁の許可を得、伊勢神宮「第62回式年遷宮」ならびに2008年より出雲大社「平成の大遷宮」の撮影をそれぞれ開始する。2013年5月に出雲大社、10月に伊勢神宮の正遷宮(神体の渡御)が行われるまで撮影に従事。これらの撮影作品は『神の宮』として国内外で巡回展を開始。同時に日本の精神文化、その自然観と伝承知による地球40億年の生命の継承を伝える「神の宮共働態」を結成。 写真集『GENESIS』『天狗の棲む山』、関連書『おれは土門拳になる~“奇跡の光” にたどり着いた写真家・増浦行仁の生き方~(村尾国士/著)』

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